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2008年04月 アーカイブ

2008年04月10日

中世の酒に関するなぞなぞ

中世の酒に関するなぞなぞ
?「酒のさかな」ってなあに?
?「十里の道を今朝(けさ)帰る」ってなあに?
?「今日はついたち、明日はつごもり」ってなあに?
?の答えは袈裟(「さかな」は「逆名(さかな)」なので、「さけ」を逆さに読むのだそうです。) ?十里は五里と五里で「にごり」、「けさ」をひっくり「帰す」と酒なので「濁り酒」が答えだそうです。 ?「つごもり」は晦日(みそか、月の最終日)で順序が逆なので、「月が逆さ」つまり「さかづき(盃)」。 うーん、難しい!!

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2008年04月12日

突き出し

突き出し
大言海で「突き出し」は、「突き出すこと」「遊女が初めて勤めに出ること」「相撲の手の一つ」とあり、居酒屋で始めに出るつまみの意味は記されていません。広辞苑には本料理の前に出す小鉢物などという解説があります。主に関西で言われる言葉のようですが、多分、遊女の「初めて」の勤めというあたりから出来た言葉なのでしょう。居酒屋へ行って、先ず出てくる突き出しを見ると、その店の姿勢が分かるもので、それだけに店側もこれに大分気を遣っていたようです。ところが、最近突き出しが有料になったり、若い人たちに好まれなかったりするようで、これを出さない所も増えてきているようです。突き出し、お通しといった言葉の死語にならないことを祈ります。

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2008年04月16日

都〃一坊扇歌

都〃一坊扇歌
多賀郡相田村(現在の北茨城市)に酒屋なにがしというものがゐた。その家に子が無かった。なにがしは玄作を識ってゐたので、二男の子之松を養子にのぞんだ。子之松は酒屋の家に入つて福次郎と名をあらためた。ときに十二歳とも十四歳ともいふ。いづれにしても、文化の末である。父のもとにゐたときよりは、音曲を習ふための便宜をあたへられたやうであった。しかるに、その後、酒屋の夫婦におそく子どもがうまれた。福次郎はその生家に於て余計者であつたが、ここでもまた余計者になつた。邪魔にされたのか、あるひはみづから邪魔になることをおそれたのか、この養子はふところに銭三百文もつて家出した。年月は判然としないが、まづ二十歳ぢかくのときと考えられる。ひとに屈しない性分のやうである。(「諸國畸人傳」 石川淳)
風変わりな医者の子として生まれた、都々逸(どどいつ)の創始者・「都〃一(都々逸)坊扇歌逸」の若い頃の話だそうです。

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2008年04月30日

「奉写一切経所告朔解」

「奉写一切経所告朔解」
桓武天皇の宝亀二(七七一)年にできた『奉写一切経所告朔解』に「醤四斗二升をとるのに大豆五升を使っている」と出ています。そしてそこから汁を得ている。これを女子食品学者尹瑞石氏が実験してみて、全く同様な結果を得たと報告しています。大豆五升から醤油四斗二升とれるというこの数値が、いまの韓国でもつくられている、味噌から醤油をとる材料比とほとんど同一数値であるということです。高句麗でも同様に発達していたようです。酒のことも出ています。米一石、麹四斗、水九升から酒八斗をとっているということです。そして熟酒は米一石、麹四斗、水一石一斗七升から熟酒一石四斗をとる。これも実験で同じ結果が出るそうです。こういうことで、四、五世紀ごろには主食・副食分化ということが相当はっきりしてきます。現在漢民族の食文化で、有名なキムチの祖型ともいえる、唐辛子伝来以前におけるキムチの祖型も、当時すでにできあがっていたようです。たとえば百済の酒づくり須須許理(すすほり)が、日本に伝えたといわれている須々許理漬というものも、このキムチのようなものでしょう。

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